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2008年12月17日
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作品を長崎県美術館に展示し、学内外の市民及び県民に幅広く報告をするとともに、本展では、シンポジウムの場を作品発表会場にて設け、美術教育のありようや、井川教授自身がこれまでの美術教育についてのアーティストトークを同様に実施いたします。
作品発表は、絵画作品ですが、平面、立体などオブジェーなどのインスタレーションにより展示場全体を一つの作品化する表現も試みるということです。
年末のひと時にぜひご高覧賜りますようご案内申し上げます。
美術展 :井川惺亮 マルセイユから不時着
会 場 :長崎県美術館県民ギャラリーC室
会 期 :12月23日(祝)~28日(日)2008
出品者リスト
本人 :井川惺亮(本学教育学部教員)
友情出品 :朴 南姫(協定校慶北大学校教授・韓国)
姜 淑子(協定校昌原大学校教授・韓国)
金 在寛(清州大学校教授・韓国)
鍾 孺乾(中南民族大学教授・中国)
東松照明(芸術家)
主な行事
12月23日 火 オープニングセレモニー(11:30~)
シンポジウム (13:30~15:30)
12月27日 土 アーティストトークⅠ (14:00~16:30)
12月28日 日 アーティストトークⅡ (14:00~16:30)
シンポジウム 12/23(13:30~15:30)
展覧会場にて日中韓教育者であると同時にアーティストの友情出品者らと共に、最近のITなど社会的変化が起こり、それに伴って美術のありようや取り組みについて、どのように対処し、考えてきたか。また同時に美術の未来を語り合います。
アーティストトークⅠ・Ⅱ 12/24(14:00~16:30)
25(14:00~16:30)
井川教授が長崎おいて、美術の成果など、特に長崎での制作プロセスなど、また画学生の頃からの美術の取り組みについてなども、2日間に渡って語ります。
井川惺亮教授の展覧会開催に向けてのコメント
「長崎は、日本のマルセイユだ」と言い聞かせながら、ここまで来た。マルセイユの頃は、絵画そのものに取り組んだが、長崎では、そこに住むこと(場所性)と関わりつつ、国際と地域を含む美術が課題となった。
展示時間が限られているので、何度か下見をする。長大勤務最後のこの作品発表は、一つのけじめとなることを心得ているが、それが回顧展となるか、あるいは現在進行形で進むか、その間で揺れ動いている。何よりも気楽で楽しく、夢のある絵画作品となるように心がけよう。
ふと、展示場から外に出て長崎港を見た。マルセイユ美校のアトリエ風景が、波間から横切り、私はこれまでの美術観をリセットしながら、少年のような心で絵づくりをしようと、西の空を仰いだ。